DIYでリメイクしたアンティーク水屋箪笥をご紹介♪
「水屋箪笥(みずやだんす)」
昔の食器棚のことです。
そんな水屋箪笥をリメイクしたものがリビングに置いてあります。
これがなかなかカッチョいいんです!
リメイクしたものを買ってきたのではなく自分でリメイクしてみました。15年くらい前のことですが・・・
地元で靴屋をやってる同級生から譲ってもらったのですが、その同級生のおばあさんが結婚した時に持ってきたものだということだったので、今からだと多分70年くらい前のものです。
水屋の表部分はケヤキが使われています。木目がいい雰囲気です。
もともとはもう少し色が薄かったのですが、バーナーであぶって色を濃くしてます。
天井の板と裏板は傷みが激しかったので交換。
この扉は金属の網が裏側に貼ってありましたが、錆びてたので竹ひごに交換しました。
裏側はこうなってます。竹ひごの1本1本は下穴を開けて小さな釘で固定。その釘を太めの竹を使って隠してます。裏側と言えど、銀色の釘が見えてしまうと非常に残念な仕上がりになります。
こちらの扉は一部を四角にくり抜いてガラスを入れてます。型板ガラスという表面が凸凹したガラスで視線を遮ります。中に収納している物がはっきりとは見えずボケて見えます。
ガラスの固定は裏側から竹ひごを使って固定。
こちらの扉は竹ひごを飾りとしても見せているので、色を合わせるためにバーナーであぶって色をつけてます。
水屋の角部分に虫食いがあったので削って竹ヒゴで装飾。
取っ手の金具は全部交換。もともとついてた取っ手は錆びてたので、地元の金物屋さんに持ち込んで合うものをカタログで発注しました。
材質はアルミ製と鉄製がありましたが、アルミは質感がどうしても軽くなってしまうとのことだったので鉄にしました。冷たくて重たい感触がいい感じです。
引出しは前のケヤキ部分の板以外は作り直してます。(底板と側面の板)
固定はボンドと真鍮の丸くぎを使用。
15年ほど前のことなのでリメイク中の写真が残ってないのが残念なのですが、もらってきたときは汚れやホコリ、板の痛みもありました。最初は外で水と洗剤を使って洗うところから始めました。
水屋箪笥は時代家具とか民芸家具とかのジャンルで古民家に合う家具ですが、合わせ方によっては今時の家にも合うと思います。ウチは幸い床の色とほとんど同じなので全く違和感がありません。
ちなみに食器棚としては使っておらず、収納してるものはアルバムから電池まで、ホントにいろんなものを入れて重宝してます。
知り合いから譲ってほしいという話もありましたが、大事に置いててよかったと思います。70年という月日の存在感はやっぱり大きいですね。この雰囲気はなかなか出せるものではありません。非常に魅力を感じます。
これからも子供に引き継げるくらい大事に使い続けていくつもりです。