キャンプで故障してたガソリンランタン コールマンの286・288 を修理してみました!
今年初キャンプで故障してたガソリンランタン。
夕方になって灯りが必要になってきたのでポンピングするもスコスコするだけで全く圧が上がりませんでした。(悲)
なので、管理棟で電気の照明を借りました。
ガソリンランタンの「シューッ」という音と灯りがいかにもキャンプという雰囲気を出してくれるのですがメンテナンスをちゃんとやったことがなかったので仕方がありません。
で、キャンプからしばらく経過してますが、原因を探ってみようと思います。
僕が使ってるのはコールマンの 286・288 というモデル。
「286」か「288」かどっちなんだ?的なモデル名ですが、「286・288」というモデルなんです。
マントルが2つのタイプなのでとにかく明るいです!!!
でも購入してから20年くらい経ってるので底の部分にサビもあります。ひどくなってきたらそのうち磨いて塗装でもしようかな。(もうすでにひどいような気もしますが・・・)
さて、圧が上がらないということは理由が3つ考えられます。
①燃料タンクに穴がある。
でもこれは考えにくいですね。燃料が入ってるレベルより下の穴だと燃料漏れるし、上だとそもそもサビもないので穴が開くハズがないですね。
②燃料キャップの不具合
まあ、見た感じですがこれも大丈夫。
③ポンピング部分の不具合
やっぱりこれですかね。
問題っぽいポンプノブ。とにかく取り外してみます。
ラジオペンチの先っちょをくぼみに入れて・・・
回転させると・・・
抜けました。おっ、こんな簡単に抜けるんですね。知らんかった~!
ポンプノブの奥が燃料タンクに圧を送る部分になるんですね。
抜けたポンピングの部品。
・・・・・
ん~。経験がないのでどこが悪いのかさっぱり分かりません。
一回戻してみます。
で・・・ ポンピング。
なぜが圧が上がります。
な、何で???
燃料バルブを回してみます。
「シュッ ・・ シュー ・・・・・ シュ ・・・ 」
ん?気化した燃料が出てくる音が不規則で調子悪そう。
ま、とりあえず点火。
ぎゃー!火事だぁ~!!
メラメラとマントルをすっぽり包む炎。
同時にススがベンチレーターから出ております。
写真撮るどころではありません。(焦)
一旦バルブを絞って消火。
その後、圧を上げてバルブを回す作業を数回繰り返すと燃料の気化した音が正常になりました。
そんなわけで、圧が上がらなかった理由も特に解明できずに直ってしまったガソリンランタン。
コールマンのサイトで調べてみると、ポンプカップという部品がなにやら変な感じになってたみたいです。
ガソリン器具用のポンプパッキン
ポンピングに手応えを感じなくなったら交換時期です
交換時には専用オイル「リュブリカント」をご使用ください
ホントは分解してメンテナンスをしたほうがいいと思いますが、面倒くさがりの僕はここまで。
とにかく今度からキャンプに行くときは前もって点火して不具合がないか確認するようにしようと思います。
そんなタイミングで子供達と妻が帰ってきました。
「何してんのー?」
「キャンプで故障してたランタンの修理やで」
「へーちゃんと点いてるやん♪」
「ま、まあな・・・」
(何もしてませんけど・・・)
さて、消しましょ。
保管するときは燃料キャップを少し回して中の圧力を抜いておくことを忘れずに・・・
今度キャンプの時に同じことにならないようにポンプカップとリュブリカントを購入しておきました。
さて、後日談。
やっぱり調子の悪いランタン。
圧がかからなかったり、かかったり。
購入しておいたポンプカップを交換することにしました。
ポンプノブを取り外します。
う~ん、やっぱり何が悪いのか全く分かりません。。。
ポンプカップを固定しているワッシャーを取り外します。
ちょっと曲がっちゃいますが、ラジオペンチで無理やり取り外しました。
曲がってもいいでしょ。どうせポイするんだし・・・
こんな感じになりました。
さて、ほんなら交換しましょ。
裏側に取り外しの手順が載ってました。やっぱりラジオペンチを使うんですね。
取り外したのと新しいのを並べてみてビックリ。ポンプカップの大きさが違います。
下が交換する新しいポンプカップ。直径は約23mm。
いままで使ってたのは約20mm。
たった3mmほどですが、サイズ感は結構違います。
なんどもポンピングするうちに擦れて消耗してたんですね。
全然知りませんでした。
にゃるほど・・・
こりゃ圧も逃げますわな。
新しいの取り付け完了。
ランタンに戻します。
ゆっくりと押し込んでいきますが、すでに前の状態よりも強い力が必要です。
固定完了。
さて、お次はリュブリカント。
潤滑用の油です。
ゴムの擦れが和らぐんですね。
潤滑油を注入すること自体・・・
全然知りませんでした。
使い方は袋の後ろに記載があります。
2、3滴をポンプノブの横の穴から注入せよとのこと。
ポンプノブの横の穴ってそういうためにあったんですね。
全然知りませんでした。
っていうか穴の存在すら・・・
全然知りませんでした。
では、注入。
・・・・・
この状態でどうやって2、3滴が分かるんじゃー!?
ランタンをそのままにした状態で注油しようとすると穴にリュブリカントの先端を突っ込まないと上手く注油できません。
あ、ランタン傾けたらええのんか!
ということに気付きました。
これだと2、3滴が分かります。
ま、適当でもいいような気がしますが・・・
注油後は油がなじむように何度かポンピングしておきました。
交換前と明らかに違う感触。
購入当初はこんな感触だったんでしょね。
さて、こうやって交換してみると全然知らんかったことばかりでした。
前回のキャンプでは突然のランタンの不具合にちょっとテンションダウンしましたが、そうならないためにもランタンの消耗部材は早目の交換が望ましいですね。
僕はこれでもう二度と同じ失敗はしないハズです!
↓耐久性のある皮製ポンプカップ
↓えーい、しゃらくせー!丸ごと交換してやるぜっ!
大変参考になりました。実は、私も現場でスカスカして圧が上がらず、使用不能でした。多分ポンプが悪いのだと思いました。ポンプごと3000円弱で買うとこでした。カップとオイル早めに購入しようと思います。
ありがとうございました。
参考になってよかったです。現場でスコスコ…。凹みますよね~。ポンプごと交換できるんですね!し、知らんかったです。こちらこそありがとうございます!