【苦手なトライアスロンのスイム練習記!】海での練習会に参加♪分かったコツは頑張らずに泳ぐこと。
トライアスロン。
僕がかじってることの1つ。
本気で取り組んでるのかというとそうでもない。
スイムがとにかく苦手。
なので練習もまったくやってない。
今年に入ってプールですら泳いでないという。
でも9月に地元で行われるグリーンパークトライアスロンin加西には懲りもせずエントリー。
去年はスイムでスキップしたからね。(記事はこちら)
今年は同じことやらかしちゃイカン。
…と思うけど、スイムの苦手意識が根強く練習にすら行く気がしない。
でも逃げてばかりもおれんなぁ~。そろそろプールにでも通うかな、と思ってたタイミングで来たお知らせ。
トライアスロンのグループのKさんより。
「日曜日の朝7時から須磨で海練します。参加人数は不明ですが…。」
直感。この練習会を逃したら今年も多分アカン。
ズルズルいって、直前にプール数回で本番を迎える羽目になりそう。
すぐさま参加を表明。家族の予定度外視。まあ、午前中に終わるしええかな。妻も理解してくれるじゃろ。
今年トライアスリートになった友人のA君もKさんにスイム教わってトライアスロンを完走しました。
なので僕も機会があったらKさんに教わりたいな~と思ってたんですよね。
ちなみにKさん、トライアスロンでは世界選手権の切符をもつほどの実力者。 あ、女性です。
とりあえず当日はゆるーく練習しましょう!っていうKさんの言葉に安堵。
期待半分、不安半分で当日の朝。
少し早く自宅を出て平荘湖。まあまあ早めのペースで5kmのランニング。そこから急いで須磨海岸。
ピコーン(スマホ)♪
「海練参加します!」
わ、トライアスロングループのFさんも♪ 参加者の中で知り合いがKさんだけという状況やったから心強い~♪
不安がちょっとなくなった。
それでも早く着きすぎて時間があったので須磨海岸を走ってみる。3kmだけ。
気持ちええね~。近くに海岸のある土地もうらやましい。
さて、海を見るとやっぱり不安。
今年初泳ぎです。
さて、今回の海練の参加者がどんどん集まってきました。
Kさん、Fさん、その他初めての方々。緊張します。
ヨロシクお願いします!
あ、コーチ!おはようございます!
(ん!?コーチ??)
コーチが来たらバトルになるねん。(Kさん)
・・・。
海岸へ移動。海岸でも数名の方。
ご挨拶。
参加者は15名。
急に不安になってきた。みなさん普段からちゃんと練習してきてると思うし、そこに僕がおってええんやろかという気持ち。
さらにコーチの存在。
コーチのトライスーツに「JPN」の文字。
日本代表って意味ですやん(汗)。
誰やー!泳げんやつ連れてきたんわっ!!
誰やー!泳げんやつ連れてきたんわっ!!
誰やー!泳げんやつ連れてきたんわっ!!
誰やー!泳げんやつ連れてきたんわっ!!
そんな声が僕の頭の中でこだま。大丈夫やろか。
準備体操が終わって早速練習が始まった。
とりあえず近くのブイを往復。
ゼエゼエ、ボェッボェッ!!
なんと表現したらええのやら。
みなさん準備運動で軽く泳いでるのに、僕だけ激しく体力消耗。
本格的な練習に入る前の段階でスイムはやっぱり無理かもと思った。
次はブイを効率的にターンする方法。
・・・らしい。
いや、そんなレベルやあらへんのですが…。
こうやって、ここでこうやって、最後にこうっ!!
斬新な方法に「おおっ!なるほどっ!」って思ったけど、できるわけがない。
さっ!やってみよー♪
みなさん海に順番に飛び込んでいくので、仕方なく続くけど、目標のブイに向かうことすら難しい状況。ヘッドアップがうまくできないから、目標から大きくズレてしまう。ブイのところで教えてもらったターンっぽいのやってみるけど全然ダメ。
呼吸の乱れが激しい。アップアップしながら戻る。
ゼエゼエ、ハアハア。
次休みたい。
さ、どんどんいこー♪
瀕死の状態で再び海へ。こんな調子が続くんか…。
ブイでターン。やっぱ無理やろ~!でけへんわ~!
もうクロールは無理。平泳ぎで戻る。酸素不足。ウェットスーツのキツさが苦しい。
もうバレてきた。
アイツ泳げんぞ、大丈夫かっていう雰囲気。
ホンマすんません。
でも、頑張ります!頑張らせてください!
家を出るときに頑張ってくるで!と手にとって見つめた6歳長女のスイムキャップ。
パワーがもらえるような気がしたんです。
もう行きたくない!と言うこともあったけど頑張って通ってるスイミング。何回もテスト受けて、合格して落ちて合格して、今は7級。
25mをクロールで泳げるところまできた。ガラス越しに見る長女の頑張りを見るたびに去年のトライアスロンのスイムスキップが恥ずかしく思えた。彼女のためにも頑張ろう。
心配してくれたKさんやFさんが息継ぎの方法を教えてくれた。情けないけどそのレベル。
息継ぎも苦しいけど、方向確認のヘッドアップの方法もよく分かってない。
泳ぐ距離がだんだん長くなってきた。
その時、急にきたっ!!
痛っ!!うんおぉっ!!!
足攣った。
泳げまへーんっていう口実もできてちょっと嬉しかったり。
平荘湖で速いペースで走りすぎたんかな。
足が攣ったあと回復したと思っても泳ぐとまた攣る。右の次は左も。
激痛すぎて悶絶。しばらく浅いところで恐る恐る1人寂しく練習。
Kさんが、溺れるかもという恐怖心から全身に力が入ってると教えてくれた。
ウェット着て溺れることが難しいってことを理解するために一回沈んでみてください。
トライ。
やってみるものの浮いちゃう。沈めません。
理解。
次に上向いてプカプカ浮いちゃいましょう。
プカプカ~。
プカプカ~♪
上はいっぱい空気があるから、しんどくなったら上向いて浮いちゃったらいいんですよ。
なるほど。
泳いで肩が疲れてきたら、上向いて背泳ぎしたら肩の回転が反対になって楽になりますよ。
そうなんやね。
ん?なんかちょっと楽チンに泳げるようになってきたかも。
ウェットスーツのキツさも気にならなくなってきた。
給水タイムを数回挟んで練習は続きます。
足も回復してきたけど、まだいつでも攣る状況なので無理せず1人で浅瀬で練習。
そうこうしてるうちに練習も最後になってきたみたい。
最後は3人チームを編成してリレー。
まだ足無理ですって言いたかったけど、最後くらいは泳いでおこかなと。
チームになった人スンマセン。確実に迷惑かけます。
1回だけ泳ぐんかと思ったら、1人3回泳ぐんだと。
マジですか…。
何故かJPNのコーチと同じチーム。
チーン…。
しかも第1泳者。
心の準備もできてないのに
プワァ~ン。スタート!!
ああああああ~!
とりあえず飛び込む。
ゆっくりでも落ち着いて泳ぐことに集中。
ん、案外いける!?
溺れるわけないし、上向いたら空気まみれ。
しんどくなったらプカプカ。
肩が疲れたら背泳ぎ入れる。
そう思えたことで随分気が楽になってることに気づいた。
今までは足のつかない場所で溺れたらどうしようという思いから全身に力が入って体力や酸素を消耗してたんやろね。
楽チンに泳げてるのでブイのターンも教わった方法でやってみる余裕もあった。
5番手で浜に上がる。
1番遅かったけど、この調子なら3回泳げそう。
浜を少し走ってバトンタッチ。
なんか楽しいかも♪ この変化に自分でもビックリ。
2回目も無事に終了。
3回目も終了。
まあ、リレーだけど順番関係なく遊びみたいなもので楽しい雰囲気でした。
僕も無事に3回泳げたので、この楽しい雰囲気に水を差すことがなくホントに良かったです。
そんな感じで須磨海岸での練習会は終わりました。
練習後もKさんに30分ほどレクチャーを受けて、そこそこ長い距離を泳げるようになりました。
ホントにありがとうございます!
練習会を終えて分かったこと。
トライアスロンのスイムは頑張らずに泳ぐ!
これですね。
頑張るぞー!という思いで参加した練習会。
この頑張るぞーという気負いがいらんのですね。
僕の場合、この勘違いに加えて、経験のなさ、海に対する恐怖感があって、力が入りすぎてました。
息継ぎも落ち着いてできてなかったように思います。
特に意識が大きく変わったのは、ウェットスーツを着てる状態で溺れること自体が難しいということが理解できたこと。
これは大きかったです。
そんなわけで初めての海でのスイム練習は僕にとっては大収穫でした。
できるだけ早いタイミングで海でスイム練習したいと思います。
そんなことを思えてるだけで大きな進歩だったかも♪