上手に絵を描くコツを伝授!これでアナタの絵も飛躍的に上手になります。絵って才能だけでもないんですなぁ~。
子供の頃から絵を描くと必ず入選するくらい絵が得意。
見たものをそのまま描けるタイプ。
僕が描いた絵の中でも写真のように忠実に再現したのがこれ。香港の夜景です。
絵にもいろんなジャンルがあるけど、とりあえず絵が上手か下手かっていうのは見たものをどれだけ正確に描けるかという理解でええと思います。
今回の記事はそこにスポットを当ててます。
さて、この度久しぶりに絵を描く機会に恵まれました。
ダンボールに大きなグフを描いてくれと。
魚のフグやないですよ。
ガンダムに出てくる敵「グフ」です。ランバラル大佐が乗ってるモビルスーツです。
知ってますかね。僕らアラフォーが子供時代に見てたアニメなんですけどね。
何のためのグフかはこちらの記事でどうぞ。とりあえず絵の描き方を中心に進めていきましょう。
さて、今回描いたグフのモデルはこれ。
スマホで画像検索して決めました。かっこいいなぁ~。
それをダンボールに描いたグフがこれです。
横2.8メートル、縦2.5メートル。巨大です。これを下書きなしで仕上げました。
製作時間は約3時間。
決して完成度が高いわけではないんですよね。この絵が実際に使われるのは30分ほどだけなので…。
なので僕的には結構適当に描いてます。
でも隣で出来上がっていく様子を見てた妻が「へぇ~♪」と感心するんです。
まあ、コツなんやけどね。
これから僕が紹介するコツを知れば、誰でも飛躍的に絵が上手に描けるようになると思います。
大きなダンボールにグフだって描けますよ。
ホントにそうなの?
はい、ホントです。
ではそのコツをどうぞ!
コツその① しっかりと見る。
なんじゃい!?それ?と思ったあなた。
そんなん当たり前やん…とバカにしちゃいかんですよ。
絵を描くときに真剣に対象物を見てますか?
どうせ俺絵下手やし・・・と思って適当に見てることないですかね。
シンプルですが、しっかりと対象物を見る、観察する、凝視することが絵を上手に描く土台部分やないかと思います。
この後に紹介する全てのコツにつながってますよ。
集中力を使って疲れるくらい見てください。
コツその② 絵の中心を決める(4分割する)
これをやらずに描き始めると僕でも難しいです。
絵の中心を決める作業は全体のバランスを決めてしまうのでコツ①のしっかりと対象物を見て、観察して、凝視して決めましょう!
グフを描くときに最初にやった作業はこれです。
ちょっと分かりにくいのですが、短い線を一本ダンボールの真ん中に引いただけ。
その線はモデルとなったグフの股間部分になります。
中心を決めたら上下と左右に2分割されますよね。つまり4分割されてるわけです。
たった一本のちょろっとしたラインだけで全体を4分割してしまうんですね。
それくらい中心を決める作業は非常に大事なんです。
集中して対象物を見て中心になるものを見つけましょう。
コツその② さらに中心を決める(16分割する)
先ほどのラインで4分割できました。
次の作業ではそれぞれの分割エリアでも中心を決めていきます。
集中力を使う作業です。
ちなみに僕はこんな風に見ようとしてます。 じぃ~。。。
「全体の中心は股間のとこ」
「右上の中心は腕の肘あたり」
「右下の中心は足首あたり」
「左上の中心はなんもないけど、中心からやや右上に肩の尖がった部分」
「左下の中心もなんもないけど、中心から右方向に足首」
こんな感じですね。
で、それぞれ印程度でラインを入れておきます。
よく画家さんが、筆を持った腕を伸ばして対象物を見てるのあるでしょ。
目 → 筆 → 対象物
筆を縦にしたり横にしたりして対象物を分割してるんですね。
さて、ここまでの作業で対象物を16分割することができました。
最初に全体の中心を決めて4分割。それぞれのエリアでさらに中心を決めたので全部で16分割ですね。
ここまでの作業ができたらもう描けたようなもの。
ホントに!?
ホンマっす。
コツその④ 分割したエリアごとに描いていく
何も考えずに全体を描き始めるのではなく、対象物を分割するのがコツなんですね。
その分割したエリアごとに描いていくんです。
ここからはグフから離れます。
(グフを描いたときに絵を上手に描くコツを想定した写真を撮ってないんです~~。)
たとえばこちらの自転車。
この絵を描くとなるとかなり難易度が高いですね。
なんかゴチャゴチャしてるし。
ほんならこれはどうです? 16分割バージョン!
この分割された1つ1つを描いていくんです。
これなら描けそうですよね!
分割されたエリアを描いてパズルのように埋めていったらええわけです。
この分割する作業を頭の中で処理するのはたぶん最初のうちは難しいので、対象物を写真でプリントアウトして実際にラインを引いて分割しちゃいましょう。
それで、紙にも後で消せる鉛筆で分割ラインを引いておく。
こうすることで一気に描きやすくなります!
これで細部はさておき、全体のバランスが崩れることなどあり得ませんね。
コツその⑤ 大きな部分から描いていく(幹→枝→葉っぱ)
さて、次です。
分割されたエリアを描くといってもまだまだ難しい感覚があるのではないでしょうか。
コツの⑤では細かい部分は後回し、まずは大きな部分から描いて全体像を把握します。
この自転車の大きな部分はどこでしょう?
フレーム部分や、ホイール部分、ハンドル部分あたりですかね。
その部分を白くしてみました。
この白くした大きな部分を分割エリアのどのあたりに収まっているかを集中しながら描いていくわけです。
それが出来たら細部を描いていきましょう。
木を書く手順の幹、枝、葉っぱです。
細かい部分はとにかく後回し、大きな部分で全体像を把握。あとは肉付けしていく感じですね。
できそうでしょ?
コツその⑥ 薄い色を最初に塗ってから濃い色を塗っていく
次は色を塗るテクニックです。
今回のグフでは最初はこんな感じの薄い色。
これにちょっとづつ濃い色を入れていきます。
最終的にはこれ。 ま、かなりテキトーですが。
薄い色から濃い色は鉄則です。
濃い色を塗った後でやっぱり薄い色にしようと思っても油絵でない限り無理です。
空の色を塗るときは空の一番薄い部分の青を作って全体に塗ります。次にちょっと濃い色、またちょっと濃い色、また濃い色を塗っていくとキレイなグラデーションができます。
さて、コツを6つ紹介してきましたがどうでしょう?
描ける気がしてきましたね。
おさらい。
①しっかりと見る。
②絵の中心を決める。
③さらに中心を決める。
④分割したエリアごとに描いていく
⑤大きな部分から描いていく
⑥薄い色から濃い色を塗っていく
これらのコツを意識することで、アナタの絵は飛躍的に上手になるハズ。
対象物を分割するのを頭で処理できないうちは絵をプリントアウトして分割、紙にも分割ラインを引いて練習してみてください。
そのうち慣れてきます。
絵が上手って実は才能以外のテクニックの部分も大きいんですよね。
そうかなって感じです。
しっかり見る・・当然見てるんですが、見た通り手が動かないんです。
参考にはなりますね。
飛躍的までは無理ですが、少し向上してみます。
絵に関する法則。
字の上手な人は絵も上手。
字の下手な人は絵も下手。
つまり字は絵なのですね。
さらに医者は字が下手。
ゆえに医者は絵が下手。(残念ですがこれは検証出来ていません)
タカさんは字がキレイだと思いますね。
僕は字も絵も才能なしです。せめて凡人くらいになりたいです。
「字は絵」
名言ですね!ハッとしました。
手をコントロールするという意味では同じですもんね。
絵に関する法則もむちゃんこ納得…。
ご推察の通り僕の字はキレイなのでございます。
香港の夜景、ロードバイク、グフどれも素晴らしい。
なかでも夜景は秀逸です。
野村重存さんも驚きのクラス。
グフの難しさはその大きさですね。
一か所失敗すると全体のバランスが崩れてしまいそうでとても怖い気がします。
だから分割が必要なんですね。
分割術を使ってデッサンしてみました。
やはり一回や二回では無理ですね。
凡人を目指して頑張ります。
お褒め頂きありがとうございまーす♪
夜景のちまちまやって2ヶ月くらいかかりましたかね。
もう20年前のやつです。
野村重存さん初めて知りました。
全然絵の知識ないもので…。
絵を描くときは僕の場合分割したイメージを持つことと、全体のバランスを注意してます。
練習したら上手くなると思いますよ。
脱凡人です♪